弓ヶ浜アウトリガーカヌー体験、夏の海水浴場で家族に一押し。

伊豆半島最南端の弓ヶ浜海水浴場では、今年7月11日から8月31日の海水浴シーズン中でのマリンスポーツ可能ゾーンが誕生しました。

青野川側から200mの幅で、サーフィン、サップ、シーカヤック、アウトリガーカヌーなどを楽しむことができます。この弓ヶ浜マリンスポーツエリアのすぐ近くに村営駐車場(1,500円)がありますのでとても便利です。

場所的には、海に向かって右側の端で、季一遊ホテル前のビーチになります。

 

家族貸切の弓ヶ浜アウトリガーカヌー体験

家族貸切の弓ヶ浜アウトリガーカヌー体験、大切な人と心一つに漕ぐ。

 

特に、今夏は、ポリネシアから来た巨大な4人乗りのサーフィン用アウトリガーカヌー の体験会がほぼ毎日弓ヶ浜マリンスポーツエリアで開催されています。

インストラクターのデュークさんが同乗して古代先人たちの精霊が棲むタライ岬までガイドしながら4人乗りアウトリガーカヌーの舵(ステア)をとります。

だから乗船できるのは3人となり、3人以上で参加の場合は交代で乗船することになります。

 

インストラクターのデュークさん

弓ヶ浜アウトリガーカヌー体験のインストラクターのデュークさん

 

デュークさんは日本人ですが、外見はまったくのハワイ人です。ハワイ原住民で最も著名な長老キモケオ(Kimokeo)さんに長年従事し、本場のハワイアン文化やセレモニーやアウトリガーカヌー・スピリッツを学んできた人です。

ポリネシア、ミクロネシア、マクロネシアでは6人乗りアウトリガーカヌーは特別な意味があるとのこと。

「森本さん、ハワイでは6人乗りのアウトリガーカヌーは日本の御神輿みたいな神聖なものなんです。ただの乗り物ではありません。スポーツでも遊びでもありません。とてもスピリチュアルなものなんです・・・」

 

まずは36,000年前のアウトリガーカヌーの歴史から

まずは紀元前36,000年前のアウトリガーカヌーの歴史から

 

デュークさんの弓ヶ浜アウトリガーカヌー体験ツアーでは、まず第一に、そんなスピリチュアルなお話からスタートします。

そして、おとぎ話のような紀元前36,000年前のアウトリガーカヌーの歴史などにも触れてくれます。

石器時代のはるか昔からから、ここ弓ヶ浜は「島渡り」の冒険者たちのアウトリガーカヌー発着所だったようです。古代の浜辺には巨大な丸太をくりぬいた多くのカヌーが並んでいたようです。

まるで、マンガ「One Piece」のような海賊たちの世界ですね。

 

次にアウトリガーカヌー の漕ぎ方を伝授

次にアウトリガーカヌー の漕ぎ方を伝授

 

アウトリガーカヌーの簡単な説明が終わると、次は漕ぎ方の実践練習です。

ポイントは2つあります。1つ目は、腕の力で漕ぐのではなく、全身の体幹の筋肉を使って大きく体全体で漕ぐこと。2つ目は、漕ぎ手全員のリズムを合わせて漕ぐこと。

この二つのポイントはポリネシアンカヌー漕ぎ初体験の方には、なかなか難しいですが、30分くらい漕ぎなれてきて巨大なアウトリガーカヌーがスッーと前へ進む瞬間を味わえたら・・・感動します!

 

漕ぎ手全員でチャント(祈り)を捧げる

古代人もやっていたように、漕ぎ手全員でチャント(祈り)を捧げる

 

漕ぎ方のレクチャーが終わったら、いよいよ出艇ですが、その前に大切な儀式があります。ポリネシアでも古代から伝わって来た航海安全を祈願するお祈りです。

デュークさんはハワイ原住民生活していたときには、偉大な長老(司祭)に従事していたので、ハワイ語で祝詞(チャント)をあげます。漕ぎ始めてからも海上の所々でチャントあげてくれますので、まるで古代人になったつもりでアウトリガーカヌーを漕いでいる自分たちを発見するでしょう。

 

さあ、4人乗りアウトリガーカヌー出発!

さあ、4人乗りアウトリガーカヌー出発!

 

さあ、祈りのセレモニーも終わっていよいよ出発です。みんなで力を合わせて巨大な4人乗りポリネシアンカヌー「Lamaku」号を海に押し出します。船名のラマクーとはハワイ語で「暗闇を照らす松明のあかり」という意味があるそうです。

南伊豆町は観光業も農林水産業も減退の一途をたどり、猛烈な人口減少が進んでいます。このまま行ったら、大自然だけが荒涼と残るゴーストタウンになってしまいます。Lamaku(暗闇を照らす松明のあかり・・・)にはきっと大きな使命があるのでしょう。

 

古代海人の聖霊たちが宿るタライ岬まで航海します。

古代海人の聖霊たちが宿るタライ岬まで航海します。

 

さて、漕ぎ出し直後は、なかなか思うように進まない4人乗りアウトリガーカヌーLamakuですが、しだいに一人一人の漕ぎ方が慣れてきて、全員のリズムが合ってくると、たまにスッーと前に進む瞬間を体感できるはずです。

そのときこそ、全員の呼吸が一致して、リズムが合体して一つになり、巨大なアウトリガーカヌーが海面をミズスマシのように滑っているのです。なんとも言えぬ快感が体全体で体感できます。

それこそ、ポリネシアンカヌーが導いてくれる「Joy」「悟り」の世界なのだと思っています。

 

ポリネシアン・アウトリガーカヌーを知り尽くした日本屈指のデュークさん

ポリネシアン・アウトリガーカヌーを知り尽くした日本屈指のデュークさん

 

「我れ先」という現代の競争社会での風潮に対して、この4人乗りアウトリガーカヌーでは全員が全員とシェアしないと船が進んで行かないという、個人の力で前進するのではなく全体のリズムを合わせることによって進んで行く巨大なアウトリガーカヌーに多くの学びがあります。

ポリネシアでは6人乗りのアウトリガーカヌーが日本での「神社の御神輿」として大切に取り扱われて所以がここにあります。

シェアの精神、リズムを合わせる精神、これを体験することが弓ヶ浜ポリネシアカヌーの神髄です。デュークさんははそのことを弓ヶ浜で体感してもらいたくてこのイベントを毎日やっているのです。

 

ポリネシアから来た巨大な4人乗りサーフィン用のアウトリガーカヌー「Lamaku」

ポリネシアから来た巨大な4人乗りサーフィン用のアウトリガーカヌー「Lamaku」

 

料金は、大人2,500円、子供(6歳以下)1,500円、3歳以下無料。

乗り場以外でのチケット販売は無く、直接弓ヶ浜右側にあるポリネシアンカヌー体験の出発地点でデュークさんに参加希望を告げてください。巨大な赤黒のラマクーが横たわっていますからすぐに見つけることができます。

万が一、そこにデュークさんもラマクーも以内場合は航海中なので、その場で少しお待ちください。20~30分もすれば戻ってきます。

家族割引、町民割引、インターネット事前予約割引、弓ヶ浜宿泊客割引などありますので下記までお問い合わせください。

 

 

それでは、夏7月、8月、9月、弓ヶ浜海水浴場での4人乗りアウトリガーカヌーLamaku体験会でお逢いいたしましょう。

Aloha!

 

 

お問い合せ:

弓ヶ浜へ30mのコテージ伊豆.com

電話0558-62-8080
(朝7時から夜9時まで毎日受付、担当は森本)

 

 

カテゴリー: アウトリガーカヌー, 弓ヶ浜   作成者: Taku パーマリンク

Taku の紹介

南伊豆の弓ヶ浜前でバーベキューコテージを経営。地元漁師。ファミリー貸切釣り船ツアー、カブトムシ・クワガタ採集ツアー、青の洞窟サップツアーなど自然体験遊びをガイド。1kg地金目鯛を丸ごと一匹使ったジキンメ五品コース提供。趣味はサップ、アウトリガーカヌー、サーフィン。好きなモノは、純米酒、鍋、司馬遼太郎。