昨日、東京から60才の先輩が遊びに来てくれたので南伊豆の海岸線をドライブで案内した。
そのとき、先輩が、「俺が小学生だったころよく釣りに行った漁港があるので、そこに連れて行ってくれ」と言ったのでご案内した。
到着すると、先輩が、「あれ、あんな山の高台に工場みたいな建物が建っている、昔はあんなもんなかったけど、見に行こう!」。
それは天日干しの干物工場でした。
そして、先輩はその工場の入口にあった小さな看板を見逃しませんでした。「干物の製造、販売○○○○」。
先輩はお土産に干物を買って帰りたいと言いだし、ずかずかと建物に入っていきました。
私は怒られるのではないかとヒヤヒヤしていましたが、我々に気がついた従業員さんが優しい笑顔で対応してくれました。
「1枚から売りますよ、店頭価格よりも安い工場価格でお売りいたします・・・」
これはラッキー!で一応値段を聞くとさらにビックリ!
どう見てもうまそうな天日干しのアジ干物が1枚120円!まじ?
さらに、金目鯛の西京漬けが切り身で一つ200円!まじ?
他にもエボ鯛、スルメイカ、金目鯛の味噌漬け、など種類たくさんある。ここの会社は南伊豆では老舗なのです。それがこの値段。確かにいくつかあるお店で買うより相当(たぶん3割以上)安いです!
でも、これはあくまで工場価格で、この工場に直接買いに来なければダメだそうです。郵送も可能ですが値段が普通の料金になるそうです。
私は南伊豆に移住して13年ですが、ここに干物工場らしきものがあったことは知っていましたが、「販売」していたのは気がつきませんでした。漁師の私が知らないんだから、地元でもそんなに知られてないようです。
確かにお金を出せば他にもおいしいあじ干物はあります、1枚500円とか。でもこれは120円です。炭火であぶって食べてみましたが、ジューシーで間違いなく「作りたて」の最高の味です。都会なら300円クラスでしょう。
今日から私は、あじ干物、キンメ干物はここ以外では買いません。
工場に迷惑がかかるかもしれないので、ここではあえて名前は公表しませんが・・・コテージの宿泊客にだけこっそり耳打ちいたします・・・ゴメンサイ。