南伊豆の弓ヶ浜では、毎年12月1日から高足ガニのカゴ網漁が始まります。
人間が2人くらいは入れるでかいカゴ網の中に冷凍マグロの頭を放り込んで、200mくらいの海底に落とし込みます。翌朝20個くらいのカゴ網を回収します。
高足ガニの漁獲量は年々減り続けていて、地元弓ヶ浜でもとても貴重な食材になっています。
弓ヶ浜の漁協直売所でも生きた高足ガニが買えます。今年の直売所では、写真の2kgサイズで9,000円くらいです。
コテージでは炭火の焼きガニをお薦めしています。カニみそにはちょっとクセがありますの、炭火で甲羅のままカニみそにちょっと火を通すとおいしいです。炭火で焼いた香ばしい高足ガニの身に、それをディップして食べるのがおいしいですね。
1kg5000円する高級食材なので地元でもめったに食べることはできませんが、弓ヶ浜コテージのお隣が高足ガニ漁師なので、たまに船に乗ってお手伝いします。そんなとき足がもげてしまったような高足ガニを手間賃(漁師はこれをオカズと呼びます)としていただきます。さっそく炭をおこして焼きかにパーティーを始めます。
高足ガニ漁は3月までの短い期間なので、12月がまさに高足ガニの旬となります。日本全国でも高足ガニが獲れる地域は少ないので高足ガニは南伊豆ブランド12月の代表的な地魚となっています。
都会では流通量がほとんどないので目にすることもないと思いますが、仮にレストランがあったとしても写真の2kgサイズの炭火焼を注文したらきっと数万円でしょうね。