(プロフィール5から続き)
南伊豆町の町おこしの4つのテーマのうちの一つ、「スポーツ」については書いてみます。
南伊豆町が持つ地理的な特徴を考慮した場合にスポーツや健康増進的なイベント開催はとてもベストマッチだと考えています。
(南伊豆町の地理的特徴)
1 伊豆半島の最南端の町
2 東側は相模湾、西側は駿河湾に囲まれている
3 58kmの複雑なリアス式海岸線に囲まれ、漁港が多い
4 観光業と漁業が主体
5 総人口9,000人の超過疎地域
6 年間海水浴客数5万人
特に、南伊豆町は三方を外海 ocean に囲まれ、その58kmにおよぶ美しい海岸線は平成30年に「伊豆半島ジオパーク」として世界ユネスコ認定されました。
海岸線に沿うように海岸道路も整備されており、ウオーキング、ノルディックウオーキングでの絶景海岸線コースとして人気を集めています。
また、中伊豆の伊豆市が2020年東京オリンピックの自転車競技会場となったこともあって、伊豆半島の自転車熱も高まり全地域でMTB、クロスバイク、ロードバイクなどのイベントが開催されています。
さらに、下田市白浜が、2020年東京オリンピックのUSAサーフィンチームのホストタウンになったことによって、サーフィン、スタンドアップパドルボード、アウトリガーカヌー 、シーカヤックなどのマリンスポーツのイベントも増えています。
スポーツや健康というテーマは、地元住民の健康増進を目的に盛り上げることもできるので過疎進行地区にはとても良いテーマであると考えています。
最初は小さく始めて少しづつ他県からの参加者を増やしていくような手作りの大会を創っていきたいですね。
以上、「観光」「環境教育」「スポーツ」という3つの分野について書いてきましたが、これらを組み合わせながら「長期滞在」というシステムを創り出すことが21世紀の南伊豆町の課題だと思っています。
例えば、都市部では、第一期ベビーブームの年代が定年退職リタイヤして年金暮らしが始まりました。カップルで1か月の生活費は20万円くらいだそうです。
そのくらいの料金でシニアカップルが1か月間南伊豆で長期滞在できるようなシステムを構築すれば新しい旅行需要を獲得できるはずです。
それには、南伊豆町や民間が所有する遊休山林、遊休田畑、空き家、空き部屋、共同温泉などを南伊豆町が主体的に管理運用して、民間業者に経営委託して、効率的にインターネットで集客することが肝要です。
確実に地元雇用が生まれ、利益をサービス充実のために再投資していき、10年後には全国的な長期滞在観光地を目指します。
私は、南伊豆町は今すぐのお金を追い求めるのではなく、10年単位で町つくりを設計していけば確実に総務省の全国の消滅可能性市町村リストから抜け出ることができると思っています。
南伊豆町の大いなる大自然に癒やされ、第二の人生をいただいた私の人生の残りの時間は、この第二の郷土に恩返したいと思っています。
100年後も今のままの南伊豆であってほしい・・・
さて、「私のプロフィール1~6」を読んでいただいたみなさま、長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
最後にみなさまに一言をお礼を申し上げてこのブログを締めたいと思います。
大学卒業、セコム入社、仕事人間、結婚、燃え尽き症候群、離婚、放浪、大自然との出逢い、移住、炭焼き、起業、再婚、町おこし・・・
20年前、36歳中間管理職としてメンタル不調になったときは本当に苦しかった、そして離婚したときは本当に体が震えるほど嗚咽して自分の言動を呪いました。
あのときは真っ暗でした、一寸先が見えませんでした、どうしたらいいのかまったくわかりませんでした、もがきました、魂が悲鳴をあげていました。
今振り返ればあのときあれだけ苦しんだからこそ現在があるんだ、と確信をもって言えます。
その後20年間、様々な道を歩きさまざまな体験してきました。
楽しいこともあればつらいことも、
成功したこともあれば失敗したことも、
そして、今、南伊豆の大自然に癒やされながら、茨の道に命がけで付き添ってくれている最愛の妻と二人で宿泊業を営みながら、日々感謝の中で静かに楽しく暮らしています。
もしも今、20年前の私のように心身ともにつらい日々を送っている同朋たちがいるならば、こう言いたいです。
「つらいよね、ほんとつらいよね、20年前俺もそうだった、そんなとき何を言われてもぜんぜん入ってこなかった、煩わしかった、まじで。だってそんなこと頭では百も承知なんだ、でも体を動かせなかったんだ、そうだろ?」
「その上でちょっと聞いてくれないか。本当につらいときは我慢しないで心療内科の医師の診察を受けた方がいいよ、必要なら薬も飲んだ方がいいよ、その方が速く回復するからね。」
「そして自分を信じてどんなに小さい一歩でもいいから歩き出してみて、勇気を出して、つまずいたら立ち直ればいいだけだよ、そしてまた小さな一歩を・・・」
「俺にできたんだ、君にできないはずないよ。そしてね、また脱線しちゃったら、それでも自分を最後まで信じて自分の魂の叫び声に従って行動するといいよ、たとえすべてを失っても命一つあればまた歩き出せるから」
どうかまた一歩、そしてまた一歩、足が前に出ることを心から祈っています。
さて、私のプロフィール・ブログ最後までお付き合いいただきまことにありがとうございました。もし、これを読んで頂いた方が南伊豆町弓ヶ浜周辺にいらっしゃった時にはぜひとも森本までお尋ねください。ご感想などお聞きできればとても嬉しいです。
また、当ブログを読んで私のコテージに宿泊されるお客様とはぜひともお話しをさせて頂きたいと思います。チェックイン時に「ブログ読んだよ!」とひとこと言ってください。ご都合よろしければ一杯やりながらご感想などお伺いしたいです。
それでは、みなさま、どうぞご健康に留意され、大切な人と深くつながりながら毎日を楽しくお過ごしください。
お読みくださりありがとうございました。
ALOHA!
貸別荘コテージ伊豆.com
オーナー森本均
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