8年前、弓ヶ浜コテージに若いカップルが訪ねてきた。東京の農業大学を卒業し、有機農法を学び、南伊豆で実践したいので、安く借りられる借家を探している、夫婦で南伊豆に移住したい、ということだった。
青年の目はとても澄んでいて、言葉には強い意志が感じられた。それが横田淳平との出逢いだった。
あれから8年、彼は無農薬にこだわった米作り、野菜つくり一筋で努力してきた。彼の農産物は「はぐくみ農園」というブランドで南伊豆の道の駅「湯の花」売店などで徐々に広まり、今ではインターネット通販で生産が間に合わないほど大人気です。
特に合鴨農法は南伊豆地元でも珍しいので、かなり評判になり「合鴨農法の淳平」として知らない農家はいないくらい有名になっている。田んぼに苗つけが終わって稲がある程度成長したら、田んぼ周囲に網フェンスを張りめぐらしその中に合鴨を20羽くらい放し飼いする。すると田んぼの中の雑草を合鴨が食べてくれるので雑草とりの手間や農薬が一切いらない。しかし、キツネや鷹が合鴨を狙ったり、台風が来て網フェンスがずたずたになったり、苦労の連続だったそうです。
淳平が作るトマトやきゅうりは、私が子供のころ食べたあの「トマト」や「きゅうり」の味がします、味が濃いのです。五穀米、黒米、もち米、野菜、すべて有機栽培にこだわって作りますから、むちゃくちゃうまい上に100%安全です。もちろんスーパーで売っている野菜よりは値段が高いですが、かれの汗を知ればぜんぜん安いもんです。
南伊豆のうまいものは海の幸だけではありませんよ。横田淳平のような男が他にもいっぱいいるのです。自然薯農家、はちみつ農家、わさび農家、、、南伊豆の山の幸も自信を持っておすすめいたします。
はぐくみ自然農園のホームページはこちら
http://www.hagukumi-farm.com/