伊豆の河津桜、200店以上ある出店のランキング紀行(1)

河津桜、出店ランキング

ヤキソバNo1の正木商店

河津桜、出店ランキング

わさび漬けの丸山園

河津桜、出店ランキング

桜ふわっこ、まんじゅうの炭火焼

伊豆の河津桜、200店以上ある出店のランキング

へちまが目印の正直みかん屋さん

伊豆の河津桜、200店以上ある出店のランキング

行列の生ジュース

伊豆の河津桜、出店ランキング

ガード下の桜餅

 

私は、毎年2月5日から3月10日まで南伊豆の河津町で開催される河津桜まつり(1ヶ月間の花見客100万人)が大好きです。

お花見だけなら私が住んでいる弓ヶ浜に流れ込む青野川沿いの南伊豆町のみなみの桜まつりも負けてはいませんが、御本家の河津町の出店数200以上は圧巻です。

私の場合は典型的な「花より団子」で、お花見というよりも、出店をぶらぶらするのが好きです。

一度でもこの河津桜まつりを散策した人ならお分かりかと思いますが早春の河津川のほとりで花見客と繰り広げられる熱い攻防戦は祭りが少ない伊豆半島ではとても貴重なイベントです。

そして、そこでは商売の基本を学ぶことができます。

同じような商品やサービスを売っていて、どうしてガラガラな店と行列の店が出てくるのか?

この一つのテーマに絞って花より団子を決め込むのも河津桜の楽しみ方の一つです。

ぜひ、みなさんも、2月前後に南伊豆旅行されるなら立ち寄ってみてください。伊豆急行線の河津駅前からスタートする桜並木なのでマップもわかりやすいです。

それでは、昨年の2011年2月、3月、私が観戦した河津桜の出店情報を自分勝手にランキングつけながらご紹介していきます。

 

さて、2011年2月6日(日)、河津桜まつり開催直後の二日目、桜はまったく咲いていませんが、河津駅を降りると、予想以上の花見客で賑わっていました。

河津桜のスタート付近、伊豆急鉄道のガード下周辺では、すでに花見客と出店との攻防が始まっていました。

出発地点のガード下をくぐるとすぐ「桜しるこ」があり、炭火で焼いたピンクの桜餅のしるこがうまそうです。この先、いたるところに試食があり、この試食だけでも腹一杯になりますからダイエッターにはガマンが必要です。

私の河津桜の出店ランキング、B級グルメ部門のNO.1は、出店ナンバー053の正木商店です。牛串は500円と最安値ですが、きっちり炭火焼きなのでうまい。ヤキソバ300円も最安値で、実にうまい。無口な店長さんですが、毎年、いい仕事しています。

私のお菓子部門での出店ランキングのNO.1は、「桜ふわっこ」まんじゅう。ここの出店では炭火で焼いて試食させてくれます。うちの嫁さんのお気に入りで「桜ふわっこ」まんじゅう6個入り500円。

私のミカン部門での出店ランキングのNO.1は、店前につるしているヘチマのスポンジが目印のみかん屋さん。河津桜では、ミカン販売店がたくさんありますが、この店のオヤジさんものすごく正直な人で、「はるみ、ちょうだい」と言っても、「あっ、これまだ甘くないからダメ」と言ってしまうのです。だから、私は、河津桜でミカン買うときは、ここのオヤジに「今一番おいしいみかんちょうだい!」と言って買っているのです。正直と信頼一番のお店です。

私の干物部門での出店ランキングNO.1は、「やまきち」です。伊豆干物の老舗ですが、客寄せパンダとして、わけあり干物を出品しています。キズものといってもしっぽがとれているような味にはまったく関係ない商品で、昨年はエボダイとアジが店頭に並んでいました。

例えばこのエボダイ、4枚入って300円、南伊豆のスーパーでも1枚200円くらいします。お隣のアジは6枚で300円、漁村で生活している私でも思わず買ってしまいます。ただし、河津桜まつりの後半になると、この「客寄せ」出品は無くなります。さて、B級グルメ部門での番外編として、結構人気なのは、「富士宮やきそば」「静岡おでん」「三島コロッケ」の静岡三種です。まあ一応静岡県でしか味わえないB級グルメなので買ってみることにします。

富士宮ヤキソバ500円、静岡おでん、三島コロッケ100円。富士宮ヤキソバはメン太で和風ソースに工夫がありますが、はっきり言って500円は高い、300円の正木商店のヤキソバの方がぜんぜんウマイです。

静岡おでんは、おでんというより醤油煮込み、私には味が濃すぎる。三島コロッケはジャガイモが三島産というだけで普通のコロッケ。というわけで、残念ですが静岡三種、私はおすすめしません。

NHKためしてガッテンで大ブレークした掛川の深蒸し茶、これは毎年量り売りで必ず買っています。売り子の威勢のいい売り方が気に入っています。

さんま寿司500円も私のお気に入りのB級グルメです。並んで売っている金目鯛押し寿司700円よりウマイです。

さて、私の河津桜の出店ランキング、番外編部門でのNO.1は、河津駅前のスーパー「あおき」です。ここホント楽しいですよ。特に南伊豆地方でとれる新鮮な海産物が豊富に並んでいます。例えば、アジ干物、1枚128円、地元で長年売れ続けている味で、私も自信をもってお薦めいたします。

鮮魚コーナーには、その時期の旬の魚が並びます。例えば2月6日時点では、地キンメ、アオリイカ、イサキ、アブラカマスが並んでいました。これこそ真の地魚グルメです。

私のミカンジュース部門のNO.1は、デコポン2個つかった生搾りジュース200円、これはお値打ちです。ただし、河津桜まつりの後半の満開シーズンではデコポン1個半になってしまうことも・・・。

私のわさび漬け部門のNO.1は丸山園です。わさびの丸山園といえば伊豆の老舗ですが、あの高価なワサビ漬けを「自由に食べて!」という気前のいい試食コーナーが有名です。ここのワサビ漬けははっきり言ってウマイです。

いつも最後を締めくくるのが、スタート地点ガード下付近のしるこ屋のさくら餅の炭火焼き110円、ほのかなさくらの香りが上品です。

 

伊豆の河津桜、200店以上ある出店のランキング紀行(2)はこちら

 

河津桜の出店ランキングの詳細レポートはこちら。

 

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Taku の紹介

南伊豆の弓ヶ浜前でバーベキューコテージを経営。地元漁師。ファミリー貸切釣り船ツアー、カブトムシ・クワガタ採集ツアー、青の洞窟サップツアーなど自然体験遊びをガイド。1kg地金目鯛を丸ごと一匹使ったジキンメ五品コース提供。趣味はサップ、アウトリガーカヌー、サーフィン。好きなモノは、純米酒、鍋、司馬遼太郎。