なぜ俺ってパドリングで遅いの?
一つ明らかだったことは、周りに比べて私の9’0”のロングボードは水中にかなり沈んでいることでした。
えええっ、これって体重っていうこと?
そのとき初めて気がついたのです、身長168cm、体重81kgという自分の体がサーフィンでは致命的なハンデになっているということを・・・
1日6時間も海に入っても・・・1回も波をキャッチできない・・・だから1回も立てない・・・テイクオフの練習すらできない・・・なぜ?・・・俺がデブだから・・・
確かに周りのサーファーたちを見回してみると、俺ほどのデブっていないよね、いない、いない、今までも見たことないもの。
身 長168cm、体重81kgという体型が決定的に重荷になって、周りのサーファーとほぼ同じ9’0”のロングボードに乗っていても、サーフボードが水中 に深く沈み抵抗になって前に進まない・・・。この小学生1年生レベルの理科の常識に20回くらい入水して周りのサーファーを観察して初めてたどり着いたの です。
6ヶ月前の個人レッスンのとき、先生が俺を初めて見て、「今日は9’6”のロングボードで練習しましょう、うまくなれば8’0”くらいのファンボードにも進めますよ!」と言ったことが脳裏をよぎった。
そうか、そういうことだったのか、あのときの個人レッスンは9’6”のロングボードだったから81kgの俺でもパドリングがうまくいって波に乗れたのか。
サーフィン技術やパドリング技術の上手下手は当然あるけど、それ以前の大きな大問題として、サーフィン初心者で身長168cm体重81kgのデブ人間が波に乗れるサーフボードとは、かなり物理的に制限があったのだ、ということに初めて気がついたのです。
サーフィンって体重制限があるスポーツなんです!脂肪は水に浮くから問題ないじゃんなんてのんきなこと言ってる場合じゃ無いんです!
もちろん、私のような身長168cm、体重81kgの脂肪体質でもショートボードで上手に波乗りしているサーファーもきっとこの地球上にはいることでしょう、でもそれは極めてまれなこと。
サーフィンやる前に痩せろっ!ってことなのね、ハイハイって感じでちょっと意気消沈でした。
では、身長168cm、体重81kg、の普通の人が波に乗れるサーフボードとはいかなるものなのか?
長さは?幅は?厚みは?形状は?材質は?メーカーは?お値段は?
私なりに相当調べまくりました、その結論を申し上げます。
パドリング時のサーフボードのスピードは、サーフボードの(1)浮力が大きい、(2)接水面積が大きい、(3)ロッカー(反り角度)が少ない、(4)人間のパドリング力が大きい、(5)人間の体重が軽い、ほど速度があがります。
もちろんこれに海況や自然現象の影響はありますが、人間がコントロールできる要素として上記の5つがパドリングの速度を決定的にしているようです。たぶんこれ、ほぼ間違いないと思いますが、物理に詳しい方、いかがでしょうか?
身長168cm、体重81kg、50歳で始めたロングボードの日記(その4)に続く・・・