1月13日に下田の爪木崎の水仙まつりに行ってきました。爪木崎とは下田湾と外浦海水浴場との間に突起している平たい岬で、東側には九十浜や御用邸があり、南側には爪木崎灯台や恵比寿島があります。
爪木崎は天然の水仙群落が見られることで有名で、毎年1月上旬には水仙まつりで多くの観光客で賑わいます。
爪木崎ビーチまで車で行き、駐車料金500円を支払って散策に出発しました。
水仙は8分咲きということで来てみましたが、数年前に訪れた時よりも水仙密度が低く、水仙面積も小さくなっているような印象を受けました。その中で白い水仙群生に混じって真っ赤なアロエのコントラストが際立っていました。
この爪木崎ビーチは幅200mくらいの小さなビーチですが、白砂とエメラルドブルーのとても美しいビーチでした。
潮通しのいい海水浴場なので海水の透明度が抜群です。まるで沖縄のようです。
爪木崎といえば真っ白な爪木崎灯台がそのシンボルとしてそびえ立っています。
ここからのオーシャンビューは絶景で、今朝は珍しくバケツに氷が張る寒さでしたが風もなく快晴だったので、爪木崎灯台から、神子元島灯台や伊豆七島の大島、利島、ウトネ島、新島、三宅島、御蔵島、式根島、神津島がくっきり見えました。超ラッキー。
爪木崎はジオスポットとしても有名で、国定公園にも指定されている須崎&爪木崎の海岸線では、海底火山の痕跡があちこちで見ることができます。
ビーチから歩いて上って爪木崎灯台に向かう途中にあるこの柱状節理もそのなごりで、数百年前の海底火山の地下でマグマが冷え固まる際の収縮によってできたものです。ここは江戸時代に「俵磯」と呼ばれ建築用材「俵石」として切り出されたそうです。
そもそも伊豆半島は1000万年前の日本本州から400km離れた深い海底火山でした。それが本州沿岸のプレート沈み込み口に吸い寄せられるように本州に近づき、60万年前に現在のような陸続きになりました。
その衝突の進行過程で伊豆半島側にはいくつかの火山が隆起し、本州側には丹沢山地が隆起しました。
長い海底火山の時代の後、伊豆半島全体が隆起と浸食を受けたため、本来は地下に埋もれていたはずの海底火山の姿をあちこちで直接見られるようになったのです。
私が経営する弓ヶ浜前の貸し別荘コテージから車で30分で爪木崎ビーチに行けます。12月下旬~1月中旬に南伊豆に来た人はぜひとも下田爪木崎の水仙まつりに立ち寄ってみてください。
野生水仙の白と、アロエの赤と、エメラルドブルーの海が幻想の世界に連れて行ってくれるはずです。
冬の南伊豆もいいですよ。
ではでは。
弓ヶ浜へ30mのコテージ伊豆.com
オーナー森本より