Taku の紹介

南伊豆の弓ヶ浜前でバーベキューコテージを経営。地元漁師。ファミリー貸切釣り船ツアー、カブトムシ・クワガタ採集ツアー、青の洞窟サップツアーなど自然体験遊びをガイド。1kg地金目鯛を丸ごと一匹使ったジキンメ五品コース提供。趣味はサップ、アウトリガーカヌー、サーフィン。好きなモノは、純米酒、鍋、司馬遼太郎。

1kg地金目鯛、丸ごと1匹を5品で食べるジキンメ・フルコース|コテージ伊豆.com

南伊豆漁師自慢の1kg地金目鯛(ジキンメ)を丸ごと1匹使って、刺身、煮付け、塩焼き、鯛めし、あら汁の5品で食べるコース。1kg級ジキンメは地元魚屋でも数千円する超高級魚。毎年漁獲量も減り幻の魚になりつつある。

南伊豆漁師自慢の1kg地金目鯛(ジキンメ)を丸ごと1匹使って、刺身、煮付け、塩焼き、鯛めし、あら汁の5品で食べるコース。1kg級ジキンメは地元魚屋でも数千円する超高級魚。毎年漁獲量も減り幻の魚になりつつある。究極の南伊豆グルメ。

 

伊豆漁協の一本釣り漁師「たけすみ丸」船長の森本です。我々南伊豆の漁師がプライドをもって取り扱っている南伊豆ブランドの地魚「ジキンメ(地金目鯛)」の漁師料理について紹介します。

 

伊豆半島最南端の石廊崎から南伊豆の海岸線を眺める

伊豆半島最南端の石廊崎灯台から南伊豆の海岸線を眺めると・・・

 

南伊豆町は伊豆半島の最南端なので東側が相模湾、西側が駿河湾、そして海上数キロ沖には黒潮の支流が流れ込んでいて多くの漁場があり豊穣の海として知られています。

南伊豆町の70kmに渡る複雑な海岸線には14の漁港が連なっていて、四季を通してさまざまな魚種が水揚げされています。

その中でも、下田魚市場を1年中賑やかにしているのが金目鯛です。

下田魚市場に水揚げされる金目鯛には3種類あり、値段も味も違います。その中でも一番味が良くて一番値段(浜値)が高いのが地金目鯛です。地元漁師はプライドをもって「ジキンメ」と呼んでいます。

 

下田魚市場には3種類の金目鯛が水揚げされます。

下田魚市場には3種類の金目鯛(地キンメ、島キンメ、沖キンメ)が水揚げされます。

 

ジキンメ(地金目鯛)は毎年漁獲量が減り続け、今では1kg以上の大きなサイズのジキンメ(地金目鯛)は地元スーパーや魚屋でもめったに陳列されることはありません。

たまに見かけますが1匹数千円の値札がついていて地元でもお祝い事以外ではめったに食べることはありません。

下田魚市場に水揚げされているジキンメ(地金目鯛)は今でも減り続けていますので、近い将来「幻の魚」と呼ばれることになるんではないかと心配されています。

金目鯛は海底300m~500mの深場にいる深海魚なので、良質の脂をたっぷり含んだ味わい深い白身魚です。サイズが大きくなればなるほどこの脂分が多くなりますので、サイズが上がればそれに比例してキロ単価(浜値)も上がります。

 

弓ヶ浜の波止場で水揚げされているジキンメ(地金目鯛)

南伊豆の弓ヶ浜の波止場で水揚げされているジキンメ(地金目鯛)

 

ジキンメ漁師に伝わる地元レシピでは、この脂をおいしく食べるための工夫がされています。例えば刺身で食べるときには皮側をバーナーでちょっと炙る「あぶり」や、カマの塩焼きなどは地元漁師が好む人気メニューです。

 

弓ヶ浜へ30mのログハウス貸し別荘。2階建て。

弓ヶ浜へ30mのログハウス貸し別荘、2階建て、1階に屋根付バーベキューテラス

 

私は、南伊豆町の弓ヶ浜というビーチ前で貸し別荘コテージを経営していますが、宿泊客からリクエストあれば、この幻になりつつある1kgジキンメ(地金目鯛)を丸ごと1匹使って刺身(あぶり)、煮付け、塩焼き、鯛めし、あら汁の5品を出すジキンメ・フルコースをオプションで提供しています。

 

それでは、私が提供しているジキンメ(地金目鯛)フルコースの5品についてご紹介していきます。

 

1kgジキンメの半身の煮付け。魚の味を味わいたいので煮汁は京風のアッサリ薄味です。

1kgジキンメの半身の煮付け。魚の味を味わいたいので煮汁は甘辛くしないで、あくまで京風のアッサリ薄味です。煮汁で炊いた豆腐とゴボウも絶品です。

 

南伊豆の漁師料理「ジキンメ・フルコース」の一品目は、煮付け(姿煮)です。

1kgジキンメ半身を使って、醤油、本みりん、日本酒で煮付けます。

上品な脂が多分に乗った白身の魚の味を味わってもらいたいので、醤油控えめ、甘辛くせずに京風アッサリ味で煮付けます。

日本全国どこにでもある「あの」甘辛い金目鯛の煮付けとはまったく別物です。南伊豆グルメ通の方には改めてぜひ召し上がっていただきたい一品です。

 

ジキンメ半身の刺身。皮を炎であぶった「アブリ」が南伊豆漁師風です。

ジキンメ半身の刺身。皮を炎で瞬間あぶった「あぶり」が南伊豆漁師風です。

 

南伊豆の漁師料理「ジキンメ・フルコース」の二品目は、刺身(あぶり)です。

もちろん刺身そのままでも絶品ですが、ここは南伊豆の漁師風で「あぶり」で召し上がっていただきたい。

この濃厚で味わい深い脂が金目鯛の味を決定するわけで、地キンメがNo.1、次に島キンメ、その次に沖キンメという順番になっています。

伊豆への旅行者でこの1kgジキンメのあぶりと遭遇できる人は、相当にラッキーな方でしょう、南伊豆ブランド3本の指に入る地魚グルメです。

 

ジキンメのなし割りしたカブトの半身とカマは塩焼きで。

ジキンメのなし割りしたカブトの半身とカマは塩焼き、炭火の上で脂がジュージューしたたり落ちる煙と匂いは南伊豆ブランドの証です。

 

南伊豆の漁師料理「ジキンメ・フルコース」の三品目は、かぶと&かまの炭火塩焼きです。

南伊豆のジキンメ(地金目鯛)漁師はこの部位の塩焼きが大好きです。みな指でつまんでしゃぶり尽くします、それが「かぶと&かまの塩焼き」を食べる作法なのです。

だからジキンメの塩焼きを出されたら箸で上品に食べてはいけません、命がけのジキンメ(地金目鯛)漁師に失礼です、一つ一つの骨にへばりついている脂肉を全部しゃぶり尽くすのです。

しゃぶりつきながら伊豆半島沖の海底500mに棲む深海魚の味を心ゆくまで堪能して頂きたいのです。

 

ジキンメの鯛めしはマダイの鯛めしに比べて味の濃さが勝っています。

ジキンメの鯛めしはマダイの鯛めしに比べて味の濃さがワンランク上です。

 

南伊豆の漁師料理「ジキンメ・フルコース」の四品目は、ジキンメの鯛めしです。

鯛めしと言えばマダイですが、それと比べてジキンメ(地金目鯛)の鯛めしは味がしっかりしています。炊きあがったら具(骨)とご飯をまぜまぜして茶碗に盛ります。

このとき、お子様などがいて骨を取り除く必要がある場合は、まぜまぜしないで具と鯛めしを別々に分けて召し上がってください。

その必要が無い大人だけの場合は全部まぜまぜしたほうがおいしいです。

 

ジキンメのあら汁、絶品です。

ジキンメのあら汁、上質な脂が浮いて絶品です。

 

南伊豆の漁師料理「ジキンメ・フルコース」の五品目は、ジキンメ(地金目鯛)のあら汁です。アラや骨の髄からうまみや脂がしみ出して実に濃厚な味噌汁です。

 

さて、以上五品が、1kgジキンメを丸ごと1匹使って提供しているジキンメ・フルコースの内訳メニューです。

分量としてはだいたい大人3人前くらいです。

腹一杯まんぷく食べたい4人にとって、この分量はやや少な目ですので、おすすめは、このジキンメ・コースの他に自分たちで持ち込んだ食材を屋根付バーベキューテラスで炭火バーベキューすることです。

 

屋根付バーベキューテラスで炭火バーベキュー

ジキンメ・フルコースと一緒に炭火バーベキューを楽しむことができます。

 

コテージと屋根付バーベキューテラスとは隣接していますので、ジキンメ・フルコースを食べながら炭火バーベキューも同時に楽しむことができます。

このジキンメ・フルコースのお値段は1コース9,720円です。コテージ宿泊客のオプション・サービスとして提供していますので、コテージ宿泊料金は別途になります。

ここでジキンメ・フルコースのご注文に際して二つお願いがあります。

 

地金目鯛は毎年漁獲量が減り続けていて、値も上がり続けている。

地金目鯛は毎年漁獲量が減り続けていて、値も上がり続けています。

 

一つは、1kgジキンメは地元スーパーでも数千円する高級食材ですが、台風などでシケが続くと下田魚市場での地金目鯛(ジキンメ)相場がさらに急騰して、過去には浜値で1匹9,000円以上になったこともあります。

私としては1万円出しても1kgジキンメを入手できなくなりますので、それを9,720円で提供するのはちょっと無理です。

なので、めったにあることじゃありませんが、地金目鯛(ジキンメ)相場が急騰している時期のジキンメ・フルコースについては、チェックインの数日前に私から確認のお電話をさせていただきます。

電話の用件は、9,720円+相場急騰分(高くても2,000円以下)の追加料金を頂戴してジキンメ・フルコースを提供させていただくか、またはキャンセルさせていただくか、をご指示いただいています。

 

1kgオーバーのジキンメ(地金目鯛)は地元でも入手困難になってきています。

1kgオーバーのジキンメ(地金目鯛)は地元でも入手困難になってきています。

 

もう一つは、お客様がジキンメ・フルコースを注文された時点で私も食材入手に向けて各方面へ手配をかけますので、ご注文後のお客様都合のコース料理キャンセルについては固くご遠慮願っています。

以上、二つのことについてご理解よろしくお願いいたします。

 

1kgオーバーのジキンメ(地金目鯛)は幻の魚になりつつあります。

1kgオーバーのジキンメ(地金目鯛)は幻の魚になりつつあります。

 

さて、私は伊豆漁協の漁師仲間が命がけで釣ってくるジキンメ(地金目鯛)を一人でも多くの南伊豆ファンのみなさまに食べて頂きたい、そして南伊豆ブ ランドの地魚の味をを堪能していただきたい、そしてジキンメ(地金目鯛)のおいしさを広めていきたい、そういう想いからこのジキンメ(地金目鯛)フルコースを提供しています。

ジキンメ(地金目鯛)が幻の魚と呼ばれるのはそう遠い将来の話ではないでしょう、もうすでに地元では手が出せないほどの高値になっているのですから。

この幻の魚になりつつある伊豆半島沖の深海魚、ジキンメ(地金目鯛、日戻りキンメ、稲取キンメ・・・とも呼ばれています)の漁村に伝承されている漁師レシピを後世に伝えて行くことも我々の役目だと思っています。

 

1kmに渡る白砂ビーチの弓ヶ浜

1kmに渡る弓ヶ浜へ30mのロケーションにあるコテージ伊豆.comです。

 

さて、ジキンメ(地金目鯛)コースの注文はコテージ伊豆.com宿泊予約時にお申し込みください。

宿泊予約時に注文されなかった場合でも、チェックイン数日前であれば食材を入手することも可能なので、先ずはお電話ください。

それでは弓ヶ浜でお待ちしております。

コテージの料金や空室状況はこちらです。

 

森本均より。

弓ヶ浜へ30mのコテージ伊豆.comオーナー

伊豆漁協一本釣り漁師 たけすみ丸船長

 

伊豆漁協 一本釣り漁師 たけすみ丸船長より

伊豆漁協 一本釣り漁師 たけすみ丸船長より

 

 

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ジキンメ・コース(金目鯛プラン)についての詳細はこちらにもあります。

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