2011年9月30日の鼻骨折手術から2ヶ月間はドクターストップでサーフィン禁止だった。妻のマコもこれ以上危険な行為は絶対に許さないということで遠回しに「波乗りやめろ!」と言いたそうだった。
そんな年の暮れに一人の青年が我が家を訪ねてきた。名前は堀直也。聞けば最近弓ヶ浜に移住してきたらしい、湘南ではビーチのゴミ拾いの地域活動を主催しながらエコサーファーという団体を創設し、子供向けの冒険ツアーなども主催していたとのこと。
初対面だったが意気投合して2時間くらい話し込んだ。そのとき、私のサーフィンがこの1年間まったく上達しないという悩み打ち明けた。
堀直也は言った、「私が教えたら2日でサーフボードの上にたてるようになります。私のサーフィンレッスンの目的は、先生の補助なしで自力で方向転換、パドリング、波キャッチ、テイクオフなんですよ。」
たった二日で?マジィ?俺なんか1年かけてダメなんだぜ、ほんとかよ?じゃあ今度ぜひ君のサーフィンレッスンを受けてみたい、頼むよ!
「森本さんの体型なら10ftくらいのもっと大きなサイズのロングボードに乗った方がいいですよ、その方が早く立てるようになりますよ」。
おおお~やっぱそうなんだ、多分きっとそうじゃないかと思っていたんだけど、やっぱそうか。OK、なら10ft買って君のレッスン受けてみるよ、その日が楽しみだなあ。
年が明けて2月20日、二人の都合が合って彼の1日集中実技レッスンを受けることになりました。その写真レポートはこちらでブログアップしていますので、ここで詳しくは書きませんが、とにかく目からウロコの連続でした。
特 に、キュイーンと回る方向転換のコツ、速いパドリングの姿勢、テイクオフの腰の使い方、波とのタイミングの合わせ方、など千金のアドバイスでした。しかも 子供相手にサーフィン教室もやっているので小学校1年生でもわかるように52歳のオヤジにもわかりやすく実技指導してくれました。
9’0”のロングボードから10’0”のロングボードに乗り換えたことも感動的でした。なにしろパドリングスピードが速い、板が前に滑っている、いや~ 1feet 長いだけでこんだけ違うんだ、スッゲー!
その日以降、波キャッチの確率が3~4倍になり、テイオフ成功の確率も2倍以上になり、かけ算すると波キャッチしてサーフボードの上に立っている確率(波乗りしている確率)が10倍くらいになった感じです。
もう嬉しくて嬉しくて、オヤジ感激!波乗り人生万歳!
身長168cm、体重81kg、50歳で始めたロングボードの日記(その9)に続く・・・