身長168cm、体重81kg、50歳で始めたロングボード日記(その4)

身長168cm、体重81kg、50歳で始めたロングボード

崩れ始めた波をキャッチする

 

サーフィンには体重制限があることが分かってきた私は、それでもなんとか81kgの体で波をキャッチする方法はないのか、海の中で必死にもがきながら試行錯誤を繰り返しました。

で、一つの方法を発見しました。崩れ初めている波に乗ることです。

初めての個人レッスンでは最初にスープで立つ練習をしました、なぜなら波が砕けて泡状に白くなっているスープの上では浮力が強くサーフボードを前に前に運んでくれるからです。スープではパドリングの必要が無く自然に滑り出すからです。

波が盛り上がって砕ける(ブレイク)直前の波は、このスープと同じで、ロングボードを前へ押し出す力が大きく、自力のパドリングが弱くても前に板が滑り出すので波をキャッチしやすくなるのです。

 

 

身長168cm、体重81kg、50歳で始めたロングボード

崩れた波のスープでテイクオフの練習

 

この崩れ初めている波をキャッチすること始めました。うまくタイミングが合えば、簡単に波をキャッチできます、板が滑り出します、テイクオフの練習もできるようになりました。

しかし、崩れ初めている波なので波をキャッチした瞬間にブレイクして波面が不安定になるのでサーフボードもぐらつきテイクオフの練習がやりにくいという欠点もありました。

だけど、まがりなりにも「立つ」練習ができるので3ヶ月間くらいはずっとこの方法で波乗りの練習をしていました。

しかし、この練習方法には大きな欠点が二つありました。

一つは、いつまでたってもパドリング力がつかいないことです。もう一つは、混雑したサーフポイントでこれをやっていると、他のサーファーに大迷惑をかけることになるということでした。

波がブレイクするのはインサイド(ビーチに近いエリア)なので、そこでうろちょろしてると他人の進路妨害になってしまいます。とくに混雑した人気サーフスポットでイイ波が入ってきているときなどは、みなテンションが上がっていますので、ローカル(地元のサーファー)に大声で怒鳴られます。「そこ危ないじゃないか、もっとアウト(沖)から出ろよ!」

 

身長168cm、体重81kg、50歳で始めたロングボードの日記(その5)に続く・・・

 

 

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