おやじ78、おふくろ75、私(コテージオーナー)51、弟48、妻27(自称)、自分の実家の家族旅行なんてつまらないもの・・・とずうっと思っていた。
しかし、自分が50を超えてみると、それが結構大切なもだと思えてきた。おやじが歩けなくなった3年前から秋の恒例行事として那須高原へ家族旅行している。
オヤジの囲碁につきあったり、おふくろのグチに耳を傾けたり、弟のサイクリング紀行に感心したり、1年に1度のコミュニケーションを多いに楽しんでいる。
温泉に入って、高原野菜や蕎麦や那須牛食べながら家族全員で過ごす団らん・・・51年間でいったい何回あったことだろうか、思い出せる家族旅行は10件もない・・・だからめちゃくちゃ貴重な時間なんじゃないか・・・と気がついた。
今までは死ぬほど退屈だったこの家族旅行の中に、自分の生命と人生の起点があることを素直に受け入れている「自分」に少々驚いている。これは年齢のなせる業なのか。
明日は、那須岳と茶臼岳の紅葉をドライブして、南牧牧場でアイスクリーム食べて、アルパカ牧場で記念写真を撮って、お気に入りのイタリアンレストランで赤ワインを飲もう・・・。
これからますます、この年一回の家族旅行の記憶は、きっと今まで以上に深く鮮明に刻まれていくような気がしている。
コテージ伊豆.comオーナー森本