弓ヶ浜から下田駅方面に3km(車10分)行くと右側に魚屋「フードショップ青市(あおいち)」があります。営業時間は9時から19時、不定休。この魚屋は、南伊豆の地魚をたくさん置いていて、旅館、ホテル、民宿、飲食店なども利用しています。
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■フードショップ青市の店頭に並んでいる魚は、すべてその場でさばいてくれます。刺し盛り、3枚おろし、なんでも作ってくれます。
特にお薦めは金目鯛。
金目鯛には地キンメと沖キンメの2種類あり、地キンメの方が味も値段も2ランク上です。
地キンメは99%以上伊豆で消費されますので、首都圏には流通しません。
店頭では、「地物、刺身用」ラベルが貼ってあるのが地キンメです。必ず店員さんに確認してください。
お店で刺身にしてもらったら、必ずアラももらってきて、金目鯛のアラ汁をつくってください。
1kgオーバーの地キンメ(1尾3~4千円)は、脂がよく乗っていて、南伊豆漁師がプライドを持って一押しする地魚です。
■南伊豆ブランドの黒ムツも一押しです。
石廊崎沖の水深100mから一本釣りされる黒ムツ、1kgオーバーの脂の乗りは最高です。地キンメより上、という漁師もいるくらいウマイです。
■初夏のイサキ、真夏のスルメイカ、タカベ、なども南伊豆ブランドの一押し地魚です。
■その他の地魚
■南伊豆の弓ヶ浜に来たらぜひ食べて帰ってもらいたい、本当の地魚「南伊豆特選ブランド5種目」は、
一つ、1キロ以上の地キンメの刺身(首都圏で流通しているのは99.99%沖キンメで別物)。
一つ、1キロ以上のクロムツの刺身。
一つ、釣り上げて24時間以内で透明な石廊沖のスルメイカの刺身。
一つ、地浦(地磯)でとれる30cm以上の黄金アジの刺身、たたき。
一つ、神子元沖でとれるタカベの塩焼き、干物。
漁師以外でこれを全部制覇した人は、かなりの「南伊豆通」です。南伊豆に1回来るたびに1種目制覇する、というのも楽しいと思います。
■南伊豆の四季の地魚
南伊豆町には13の漁港があり、毎日新鮮な海の幸が水揚げされていて、下田魚市場でセリにかけられ値が決められています。
1年中漁獲される魚もあれば、四季によって旬がある魚もあります。
その季節に、南伊豆を訪れる予定のお客さまは、ぜひとも味わってみてください。
●冬が旬の地魚
ヒラメ、高足カニ、ヤリイカ、カワハギ、メジナ、ナマコ
●春が旬の地魚
初カツオ、尺アジ、イサキ